気がつけば今年最後の日になってしまいました。
ここ数ヶ月、頭の中も生身の体も自分がどこにいるのかわからないような生活でしたが、それだけ色々なチャンスや機会をいただけたことが有り難く、少しばかりの疲れ以上に大きなやりがいや喜びを感じています。
何事ものんびりで不器用ゆえ、年末年始も様々に追われる日々となりそうですが、年が変わる前に、最近の出会いや出来事を写真にまとめ、感謝を込めて残しておきたいと思います。
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11月27日は、静岡市観光政策課のパイロットプロジェクトで、音楽企画制作とともに、駿府城紅葉山庭園にて、天平楽府で長年ご一緒している古箏の姜小青さん、中国笙の銭騰浩さんと演奏をして参りました。
お天気にも恵まれ、映画ラストエンペラーのサウンドトラックにも参加した姜さんとテーマ曲を一緒に演奏できたのも光栄でした!
ステマネは愛弟子の鈴木晶子ちゃんにお願いしましたが、非常に複雑な絡みの現場を阿吽の呼吸で動いていただきました。
11月30日は、友人が勤める姫路女学院にて音楽教養講座の講師を。
東西の楽器から音楽の源と思想を辿る講義に加えて、友人とのデュオあり笛8本のデモストありの2時間×2回、頭と体を駆使して頑張りました。
生徒さんの素直な反応や、友人との美味しい食事と熱い会話に心満たされいい時間を過ごさせていただきました。
12月10日は勤務校の常葉大学短期大学部音楽科でフルートの公開レッスン。N響首席で大学の先輩でもある神田寛明先生をお迎えして、どのように音楽と向き合うかを考える深い学びの時間となりました。
技術面のみならず、教養、好奇心、想像力、共感力…つまりは自分以外の人やものにどれだけ愛情を注げるかということを、演奏とお言葉で体現し伝えてくださいました。本当にありがとうございました。
12月14日には、教え子たちのアンサンブルグループ「フルートアンサンブルBouquet」のコンサートが今年も開催され、私は今回もゲストとして一緒に演奏させてもらいました。
今年からグループのスペシャルアドヴァイザーとぢて、毎月のゼミに始まりレッスンに演奏にと、彼女たちの情熱に応えられるよう伴走してきたので、この日を迎えられて感無量です。
彼女たち自作の映像あり、アカデミー生との演奏ありと、盛り沢山でハートフルな演奏会でした。本当におめでとう‼︎
大学の勤務も後期は多く、3つのキャンパスに通っていますが、それぞれの風景が素晴らしすぎて写真を撮りまくっています。
教育学部で木管楽器全般を教える講座も年数を重ねて大分慣れてきて、オーボエもちょっとは様になっているでしょうか笑
年末は、音楽教育についてのインタビューを受けたり、この先の諸々の準備や打ち合わせを。
どこまでも演奏家に寄り添ってくださるサンキョウフルートの方々や、地元と音楽をこよなく愛する三島の伝統芸能の方々と、今後の展望と熱い音楽談義を交わしてきました。
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このように、今年はひたすらマルチタスクで動いていた年だったけれど、4スタンスの実践やパーソナルトレーナーさんのアドバイスのお陰もあって、自分の軸が少しずつ持てるようになり、心身ともに前よりもずっと楽に物事に向き合えるようになったことが大きな収穫でした。
今年お会いできた方も、会えずとも心寄せてくださった方も、温かく優しいお気持ちをいただきまして本当にありがとうございました。
願わくば来年はみなさまにお会いできますように。どうぞ良いお年をお迎えください。